こんにちは、いたる(@mixart_twit)です。
池井戸潤さんの吉川英治新人賞受賞作品「鉄の骨」。
建設会社で行われていた談合を題材にした人間ドラマが描かれています。
2020年4月には、WOWOWでドラマを放送予定。
今回は、その「鉄の骨」を読んだ感想とあらすじを紹介していきたいと思います。
鉄の骨の感想
逮捕者が出るなど、違法な方法として知られている談合。
その談合は必要悪なのかどうかが、今作品のテーマです。
違法なことだとはわかっていながらも、会社が生き残っていくためと奔走する平太たち。
建設会社社員、銀行員など立場によって、談合へのとらえ方が違い誰もが納得のいく解決策はない中、物語は進みます。
いつもの池井戸作品のような、勧善懲悪のストーリではなく爽快感も少ない作品です。
半沢直樹のような悪を倒すといったストーリーが好きな方には、物足りない内容かもしれません。
談合という題材は地味ですが、入札システムやそこに関わる人たちについていろいろ考えさせられます。
内容自体は二転三転する展開なので、池井戸作品が好きな方はもちろん、始めて読む方でも楽しめる作品です。
鉄の骨のあらすじ
一松組に入社以来、建設現場で働いていた富島平太は、突然、営業を担当する業務課への異動を命じられた。
全くの畑違いである業務課でやっていけるのか、平太は不安を募らせる。
平太は公共事業の入札を、先輩の西田とともに担当することになった。
そこで、平太は業務課の別名「談合課」と言われる意味を知る。
調整という言葉でごまかす西田だが、やっていることはまさに談合。
一松組も脱談合を宣言している会社の一つ。
平太も西田に反論するが、きれいごとだけでは生き残ってはいけない。それが現実だった。
違法だと知りながら調整と言う名の談合に関わっていく平太。
本当に談合は必要悪なのか。平太が業務課に配属された意味とは。
鉄の骨の口コミ
#鉄の骨 読了
「談合は必要悪か」という社会問題を、それらをめぐる人間模様を丹念に描き読みごたえのあるエンターテインメント作品に。それぞれの視点が一気に集約していくラストは上質なクライムサスペンス映画を観ているかのよう。ドラマが今から楽しみです。#wowowドラマ#内野聖陽 #神木隆之介— あーぢゃん (@wu52MhKIGQjlsK3) February 6, 2020
#池井戸潤「#鉄の骨」#読了
公共事業を受注するゼネコンの談合をテーマにした作品。
池井戸潤さんの他作と比べるとスカッとする爽快感はありませんでしたが、独特の緊迫感があり、最後のどんでん返しも面白かったです。談合という一見地味なテーマでこんな面白い作品を書くのはほんと凄いと思います。— タヌキ(28) (@ponpokohon) October 27, 2019
『鉄の骨』池井戸潤 #読了
建設の現場で働く平太は、談合課と揶揄される部署に異動となる。脱談合を表明しつつ抜け出せない業界で平太は苦悩する。
談合を犯罪だからと切り捨てず、当事者や銀行、検察等の立場から考えさせてくれる。主人公が状況に流されるばかりなので、爽快感は薄かった。 pic.twitter.com/2jUB4AJwhJ
— ヤマシタ (@Yamashitanakato) December 23, 2018
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神木隆之介主演・4月にWOWOWでドラマスタート!
\✨超豪華オールスターキャスト公開✨/
「#連続ドラマW #鉄の骨」
2020年4月放送予定!⇒https://t.co/ujS0hpeetg#神木隆之介 #内野聖陽 #中村獅童 #土屋太鳳 #柴田恭兵 #石丸幹二 #向井理 #小雪現代社会で生きる全ての人に贈る迫真の人間ドラマをお楽しみに💥#WOWOW #池井戸潤 pic.twitter.com/1GVgzv8p4f
— WOWOWオリジナルドラマ (@drama_wowow) December 25, 2019
2020年4月18日(土)より、神木隆之介主演でドラマ(全5話)がスタートします。
放送は地上波ではなく「WOWOW」です。
WOWOWはパソコンやスマホでオンデマンド放送が楽しめ、申し込みから約15分ほどで視聴できるようになります。
初期費用も掛からず加入月は無料なので、見逃した方は登録を検討してみてください。
池井戸潤作品紹介

- 半沢直樹シリーズ
- ノーサイド・ゲーム
- 下町ロケットシリーズ
- 陸王
半沢直樹シリーズ
銀行員の半沢直樹が、銀行内の不正や圧力に立ち向かっていきます。
ドラマが高視聴率をたたき出し、とても話題になった池井戸潤さんの代表作の1つです。


ノーサイド・ゲーム
社会人ラグビーを題材にした作品です。
ラグビー素人の君嶋がGMになり、チーム再生に奮闘していく姿が描かれています。

下町ロケットシリーズ
下町の佃製作所が、特許侵害、資金難などに追い込まれながらも、高い技術力で窮地を乗り越えていく姿が描かれています。
シリーズ4作品ともドラマ化され、とても人気のある作品です。


陸王
業績が低迷している足袋業者「こはぜ屋」が、マラソン用のランニングシューズ開発に社運をかけ奮闘していきます。
様々な妨害がありながらも、あきらめず戦っていく「こはぜ屋」の物語です。