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【感想/あらすじ】フーガはユーガ/伊坂幸太郎 ※少しネタバレあり

【感想/あらすじ】フーガはユーガ/伊坂幸太郎 ※少しネタバレあり

こんにちは、いたる(@mixart_twit)です。

陽気なギャングは地球を回す」と「陽気なギャングの日常と襲撃」。

僕が読んだことのある伊坂幸太郎さんの作品はこの2つです。

読んだのは6年ほど前ですが、スピード間のある展開と、面白い内容に引き込まれていったことを覚えています。

 

その伊坂幸太郎さんの新作「フーガはユーガ」が11月8日に発売されました。

早速購入し、読んでみたので感想やあらすじを紹介していきたいと思います。

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フーガはユーガの感想

感想

「フーガはユーガ」を読んでいるとき、僕の頭の中は怒りや悲しみなど、負の感情でいっぱいでした。

僕の苦手な虐待、いじめ、暴力、非人道的な行為など、目を覆いたくなるような内容が描かれていて、読むのがつらくなる場面も多くあります。

 

誕生日の日だけ2時間おきに入れ替わりが起きる、不思議な双子「優我」と「風我」。

二人の入れ替わりが巻き起こす出来事は、とても辛く、悲しいものばかりです。

幼少期から続く父親からのDV、風我の彼女が受けている酷い虐待、優我が好意を寄せる親子に起きる悲劇。

 

テレビ制作会社の高杉に、優我は入れ替わりが関わった過去の出来事を話していきます。

優我が話していく過去の出来事は、意味がないようで意味のあるものだった、ということが分かったところから展開が急激にスピードアップ。

どんどん伏線が回収されいき、最後には温かくて切ない、最初に感じていた気持ちとは全く違う感情になりました。

 

あれだけ頭の中が負の感情だらけだったのに、と自分でも不思議に思います。

過去の話しをしていたのはそういうことだったのかと、また最初から読んで確認したくなる、そんな作品でした。

 

「俺の弟は、俺よりも結構、元気だよ」

読み終わったとき、優我のこの言葉がとても心に残りました。

優我と風我は二人で一人、二人が揃えば一気に手強い相手になる。

そんな双子が巻き起こす辛く、悲しい、そして切ない物語です。

 

フーガはユーガのあらすじ

あらすじ

兄・優我と弟・風我は双子の兄弟。

幼いころから父親のDVを受け、母親はそれを見て見ぬふりをする、そんな不遇の子供時代を過ごしていた。

 

ある日、大人になった優我は、テレビ制作所会社の高杉とファミリーレストランで何やら話をしている。

新しい番組の企画で変わった動画を探していた高杉は、優我が映っている動画に興味を持ち、詳しく教えて欲しいと優我を呼び出していた。

 

優我の映った動画には不思議な点があり、優我が瞬間的に立ち上がったり、一瞬にして絆創膏つけたりと、ありえないことが起きていた。

動画には加工した形跡もなく、どうやってやったのか全く見当がつかない。

動画の説明を求める高杉に対して、優我は面白ければテレビに出られることを条件に、「アレ」について子どものころからの出来事を語り出す。

 

小学二年になった優我と風我は、いつものように学校で授業を受けている。

その日は二人の誕生日、優我は10時10分にさしかかったあたりで、ぴりぴりとした感覚を皮膚に感じた瞬間、体が固まった。

ぼんやりとした状態から我に返ると、そこには別のクラスの担任の先生が目の前で授業をしている。

この時、風我も同じ体験をしていた。

 

優我と風我は二人だけに起きる特別な「アレ」、そう二人が入れ替わる瞬間移動の存在に気付く。

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フーガはユーガの口コミ

口コミ

 

伊坂幸太郎とは?

伊坂幸太郎さんは、千葉県出身・1971年生まれ

2000年に第五回新潮ミステリー倶楽部賞を「オーデュポンの祈り」で受賞し小説家としてデビューします。

「アヒルと鴨のコインロッカー」や「ゴールデンスランバー」など、数々の賞を受賞し、人気作家の一人に。

その後も、「オー!ファーザー」、「マリアビートル」、「AX」など、多くの作品を世に発表し続けています。

 

伊坂幸太郎さんの作品は「フーガがユーガ」が初めて、という方のために、伊坂幸太郎さんの過去の作品を一部紹介したいと思います。

陽気なギャングが地球を回す

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった……はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ! 奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス!

アヒルと鴨のコインロッカー

ボブ・ディランはまだ鳴っているんだろうか?

引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は――たった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ! 清冽な余韻を残す傑作ミステリ。第25回吉川英治文学新人賞受賞。

 

AX

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最強の殺し屋は――恐妻家。

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれるほどだ。
兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。

こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。

 

重力ピエロ

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兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。