こんにちは、いたる(@mixart_twit)です。
半沢直樹シリーズ4作目にあたる「銀翼のイカロス」。
出向先から銀行に戻った半沢が、新たな困難に立ち向かう姿が描かれています。
2020年7月には、大ヒットしたドラマの続編もスタート。
そこで、ここでは銀翼のイカロス(原作)の感想とあらすじを紹介していきたいと思います。
☟前作の感想・あらすじはこちら

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半沢直樹4 銀翼のイカロスの感想
今作では、政府主導のタスクフォースというスケールの大きな敵と半沢が対決します。
政権交替や元女子アナの大臣など、あの政党のことを書いているんじゃないかと思わず感じてしまいました。
内容的には、どんな相手にも考えや態度を変えず、確固たる意志を持ち進んでいく半沢が描かれています。
半沢の言動は、企業で働く人の多くが「こうなりたい、こうしたい」というまさに理想の姿です。
保身に走る者、権力や地位が欲しい者、今までの政権を否定し実績を上げたい者。
それぞれの思惑が絡み合い、一枚岩となって半沢たちを追い詰めていきます。
債権放棄の話しが多いので、内容を理解しながら読んでいると、読むのに少し時間がかかるかもしれません。
ですが、今までの半沢直樹シリーズ同様、読みやすく最後にスカッとする爽快感のある内容です。
僕も会社で理不尽を突きつけられた経験があるので、とても共感できる作品でした。
半沢直樹シリーズ読んだことがある人もない人も、楽しめるおススメの一冊です。
半沢直樹4 銀翼のイカロスのあらすじ
出向先の東京セントラル証券から銀行に戻った半沢は、営業第二部で次長として以前のようには勤務していた。
ある日、半沢は部長の内藤に呼び出せれ向かうと、新たに一社担当することになったことを告げられる。
その新たな担当先というのが、重病患者と揶揄される業績不振の帝国航空であった。
帝国航空は審査部の担当のため管轄外であったが、頭取の意向により押し切られ担当すること。
帝国航空は、政府が介入し再建を試みるもうまく行かず破綻の危機にあり、債権の回収不能になる可能性もあった。
大仕事を任された半沢は、すぐさま再建案の修正に取りかかるが、またしても試練が降りかかる。
先日行われた衆議院総選挙により政権が交替し、新たな国土交通大臣により帝国航空再生タスクフォースが立ち上げられた。
しかも、その内容は東京中央銀行などに巨額な債権放棄を要求するというものだった。
到底受け入れることはできない要求に困惑する半沢。
さらに、銀行上層部は債権放棄を許諾するべきだという考えが多数を占めている。
今までにないスケールの大きな強敵に、半沢は打ち勝つことができるだろうか。
半沢直樹4 銀翼のイカロスの口コミ
『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』続けて読了。これで半沢直樹シリーズと、それに繋がりのある花咲舞シリーズを全部読んだことに。池井戸潤はホントに憎たらしい悪役を書くのが上手いw その効果なのか、主人公たちに対する愛着みたいなものも強くなりますね。
— こおり (@icecoffee1001) October 18, 2019
銀翼のイカロス 池井戸潤
相変わらずこの人の本はハズレがないなという感想。重厚な純文学とか評論もいいけどこういう大衆小説も好きです。個人的には半沢直樹シリーズの中で一番良い。今作は半沢以外の人物の覚悟というのが多く描かれていてその分だけ重厚感があると思う。ドラマ化にも期待!#読了 pic.twitter.com/HetYjStRbD— 千葉遼太郎@読者垢 (@bookryotaro) August 10, 2019
『銀翼のイカロス』読了しました♪
半沢直樹シリーズを読んでみて(1冊飛ばしてるけど…)最初はスカッとして気持ちいいんですけど、だんだん仕事って何?正しいことって何?って考えるようになりました。
今更だけど、いい本です(๑•̀ㅂ•́)و✧
— 柴 太雅 (@bercy48) June 14, 2019
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半沢直樹シリーズの紹介

ロスジェネの逆襲以外の作品を紹介していきます。
オレたちバブル入行組
半沢直樹シリーズの1作目。
支店長命令で融資した会社が倒産。その責任を押し付けられた半沢に残された手段は債権回収のみ。
理不尽に押しつぶされそうな中でも、懸命に悪に立ち向かう半沢の痛快銀行エンターテインメント作品です。
オレたち花のバブル組
老舗ホテルの再建、金融庁・黒崎との戦い、さらに銀行内部の見えざる敵。
度重なる危機の前に、半沢が立ち向かう半沢直樹シリーズの第2弾です。
ロスジェネの逆襲
東京セントラル証券に出向された半沢に、大規模な企業買収案件が舞い込む。
しかし、親会社の東京中央銀行に横取りされてしまう。
半沢は、ロスジェネ世代と呼ばれる部下とともに、敵となった東京中央銀行に戦いを挑む、半沢直樹シリーズ第3弾。

アルルカンと道化師
シリーズ第1作目「オレたちバブル入行組」前の出来事。
銀行の方針としてM&Aの実績を積みたい上層部と、取引先の意思にそぐわない買収には断固反対の半沢が対立。
取引先を守ろうと奔走していくうちに、買収の裏にある秘密と絵画の謎が絡み、真実へと物語が動き出していく。
